M18 / M84 の意味

通電中のステッピングモーターは位置を保持します。無効化すると保持トルクがなくなり、手で軸を動かしたり、負荷で軸がずれたりする可能性があります。Marlin は M18 と M84 を別名として扱います。パラメータなしでは構成済みの全軸を無効化し、軸文字を指定すれば対象モーターだけを選び、S は直ちに無効化する代わりにアイドル時間を変更します。

モーターの解放は、安全な位置へ移動することとは異なります。ベッドやガントリーが落下し得る機械では、Z を無効化すると実際の基準位置を失う場合があります。コントローラが最後に指令した数値を覚えていても、後続ファイルでは通常、対象軸を原点復帰してから座標を信頼すべきです。

構文とパラメーター

M18 [X] [Y] [Z] [E]
M84 [S<seconds>] [X] [Y] [Z] [E]
X / Y / Z / E

対応するファームウェアで、指定したモーターだけを直ちに無効化します。

S

Marlin の非アクティブ時間を秒単位で設定します。S0 はタイムアウトを無効にします。

実用例

すべてのステッピングモーターを解放

M84

機械を退避し、ヒーターを停止した後に使われる一般的な終了 G-code です。

1 分のタイムアウトを設定

M18 S60

モーターを直ちに無効化せず、Marlin のアイドル時間を変更します。

ファームウェアごとの扱い

システム対応状況相違点
Marlin一般的M18 と M84 は別名で、軸選択と S によるタイムアウト設定に対応します。
Klipper一般的M18/M84 でモーターを停止できます。タイムアウトの挙動は構成に依存します。
RepRapFirmware一般的ファームウェア固有のパラメータと機械挙動で、モーターのアイドル制御に対応します。
CNC controllers方言を確認モーターの有効化制御は機械固有です。プリンター向け M18/M84 の意味を想定しないでください。

このビューアーで確認できること

認識するが、実機の解放はシミュレートしない

元のコマンドは保持しますが、実際のずれは機械構造に依存するため、ビューアは軸を動かしたり後続座標を自動的に無効扱いしたりしません。

よくある誤り

  • モーターを解放する前にツールを退避し、機械を安全な状態にしてください。
  • Z を無効化すると、重いベッドやガントリーが落下して基準位置を失うことがあります。
  • 軸を手で動かした後にコントローラが覚えている座標は、実際の位置の証明にはなりません。

一次資料

このページは、以下の資料に基づく英語版から翻訳した解説です。コマンドを実機へ送る前に、対象機械のファームウェアと設定を必ず確認してください。