G28 の意味

3D プリンターは通常、信頼できる物理位置を持たずに起動します。Marlin は G28 を使って要求された軸をエンドストップに向けて移動させ、機械座標を確立します。軸の文字がない場合、通常はすべての軸を原点復帰します。X・Y・Z を指定すると要求をそれらの軸に限定します。

同じコードでも意味が普遍ではありません。LinuxCNC や Fanuc 系のワークフローでは、G28 を定義済み位置への高速復帰として扱い、任意で中間点を経由できます。そのため、プリンター流の前提を CNC 機械に送ると予期しない高速移動が発生します。ファイルを実行するコントローラの文書を必ず確認してください。

構文とパラメーター

G28
G28 X Y
G28 Z
X / Y / Z

軸フラグ。Marlin では指定した軸の原点復帰を要求し、数値は不要です。

O

対応時、位置が既に信頼できる軸の原点復帰をスキップする Marlin のオプション。

R

対応時、原点復帰前にノズルを持ち上げる Marlin のオプション。

実用例

全軸を原点復帰

G28

Marlin 系プリンターの一般的な開始 G-code の形です。

X と Y のみ原点復帰

G28 X Y

Marlin では Z をそのままにします。軸文字の挙動は他のコントローラでは要確認です。

ファームウェアごとの扱い

システム対応状況相違点
Marlin一般的設定されたエンドストップと原点復帰挙動を使い、全軸または指定軸を原点復帰します。
Klipper一般的設定された原点復帰システムで軸を原点復帰します。マクロが挙動を再定義することがあります。
RepRapFirmware方言を確認原点復帰挙動はシステムマクロと機械設定で決まります。
CNC controllers方言を確認多くは格納された参照位置へ戻り、エンドストップのプローブではなく中間移動を使うことがあります。

このビューアーで確認できること

認識、非シミュレート

3D プリント解析では、ビューアは指定軸の座標をゼロにリセットし、以降のパス測定に基準を持たせます。エンドストップ、安全 Z 移動、マクロ、CNC の格納参照の挙動はシミュレートできません。

よくある誤り

  • 原点復帰は実際の機械動作を引き起こします。手動で送る前に経路が空いていることを確認してください。
  • G28 後のベッドレベリング状態と安全 Z 挙動はファームウェア設定に依存します。
  • Marlin の G28 の説明が CNC コントローラにもそのまま当てはまると決して想定しないでください。

一次資料

このページは、以下の資料に基づく英語版から翻訳した解説です。コマンドを実機へ送る前に、対象機械のファームウェアと設定を必ず確認してください。