定義
移動が空移動として分類されるのは、そのブロックで E が変化しない(またはリトラクションで負に動くだけ)場合です。スライサはリトラクションと Z ホップを空移動に組み合わせ、擦れと糸引きを減らします。送り速度が速いほど空移動の所要時間は短くなりますが、振動と層ずれのリスクが増します。
空移動と印刷移動の境界は G0 か G1 かという命令文字ではなく、E の差分で決まります。E が変化しない G1 は依然として空移動です。このため、純粋な移動に G0 を使うか G1 を使うかは、スライサやファームウェアの慣習に過ぎません。
実際に重要なこと
E の変化で判別
移動が空移動かどうかは命令文字ではなく、E の差分で決まります。
リトラクションと併用が多い
スライサは空移動の前にフィラメントを引き戻し、糸引きを減らします。
高速だが代償がある
速い空移動は時間を節約しますが、振動と層ずれを招きます。
G-code での例
印刷、リトラクション、そして空移動
M83
G1 X40 Y20 E1.2 F1800
G1 E-0.8 F2400
G0 X90 Y70 F9000最後の行は E が正でないため、空移動として分類されます。
このビューアーで確認できること
このビューアーでは
ビューアは E の変化から空移動を検出し、印刷移動とは別の色で描画します。空移動の長さと送り速度は時間見積もりに反映されます。
一次資料
この説明は、ファームウェア資料と G-code から直接確認できる情報に基づきます。実機の最終動作はプリンター設定によって決まります。